「第54回 江戸落語を食べる会」(柳家さん喬)が開催されました

更新日:2019.06.01
5月28日(火)、歌舞伎座3階「花篭ホール」にて、「第54回 江戸落語を食べる会」が開催されました。出演はおなじみの柳家さん喬師匠。師匠の会では、開口一番2席がお馴染み。金原亭乃乃香さんの『平林』、柳亭市若さんの『まんじゅう怖い』をお楽しみいただいた後、師匠が登場!
金原亭乃乃香さん(左)/会場は満員御礼!(中央)/柳亭市若さん(右)
一席目は『千両みかん』。
真夏に季節外れの“みかん”を食べたいという若旦那。番頭がそれを叶えるため訪れた蜜柑問屋で「1つ千両」と出された“みかん”。「千両とは安い」と浮世離れした若旦那と、庶民感覚の番頭との対比が見どころ。師匠の語りが笑いを誘います。

二席目はおまちかね『寝床』。
噺家による浄瑠璃の語りが“しどころ”とあって、枕では、寄席囃子の方々と共演!?師匠が「藤娘」と言えば、それに合わせた演奏を披露するお囃子さん。歌舞伎でお馴染みの「野崎の送り」を、長唄風・浄瑠璃風に弾き分けたりと、たっぷりと演奏を披露。「江戸落語を食べる会」ならではの枕にお客様も拍手喝采!
“下手な義太夫”を語る旦那、その場から逃れようとする長屋連中や使用人。江戸の人間模様がくっきりと浮かび・・・お客様も大満足の一席となりました!
『寝床』に出てくる献立もお楽しみいただきました!(左) プレゼントのスパークリングワインで乾杯!(右)
落語の後は、お楽しみ食事。
『寝床』に登場する豆腐屋にちなみ、胡麻油で炒めた「雷豆腐」、成田山名物「鰻ちらし」、成田の御菓子処「なごみの米屋の栗羊羹」など噺にまつわるメニューをご用意。
さらにサプライズ企画!当選者にスパークリングワインのボトルプレゼントも!

お土産の「うなり屋 福がし」(左)/師匠直筆の色紙(中央)/サイン入り書籍の販売も好評(右)

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