新緞帳のご紹介「朝明けの潮(あさあけのうしお)」

更新日:2023.04.03
新開場十周年を記念して、当月(2023年4月)より、新緞帳「朝明けの潮(あさあけのうしお)」が掲飾されています。

■作品のご紹介
昭和43(1968)年、皇居新宮殿長和殿に謹上された壁画「朝明けの潮」は、宮内庁の依頼を受諾した東山魁夷が日本各地の海岸に赴いて波と岩の写生に励み、3年余りの歳月をかけて完成をみました。
日本古来の様式美にも倣ったとされる波と岩の表現から、美しくも厳しい海の情景には装飾性との調和が示されています。
太古からの悠久なる波のうねりとその轟きを、「日本の象徴」として、精神性にも優れた荘厳な画面へと昇華させた画家畢生の大作です。
<解説:石田久美子(市川市東山魁夷記念館館長兼主席学芸員・平山郁夫美術館特任研究員)>

■作者
東山魁夷

■寄贈
株式会社 LIXIL

■製織
株式会社 川島織物セルコン

■調製
髙島屋スペースクリエイツ株式会社

吊り込み作業(左)と、お披露目・修祓式(右)の様子

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