建替え現場から
タワークレーンの組立と鉄骨建方に着手!
歌舞伎座の建替え工事、9月には2基のタワークレーンが設置され、10月からは地上階の鉄骨工事が始まりました。
新しい歌舞伎座の建築には『逆打ち工法』と呼ばれる工法が用いられています。先に1階の床を造り、地下の工事を進めながら地上階も並行して建てていく工法です。1階の床のコンクリート強度が充分に得られた9月中旬からタワークレーンの組み立てが始まりました。
晴海通りからの様子
高層建築現場の一番上にそびえ立つタワークレーンは、鉄骨工事に加え、荷揚げ、荷下ろしなど今後の工事の大きな役割を担います。歌舞伎座に設置されたのは2基の大型クレーン、上の写真は1号機で2号機の組み立てをおこなっている様子です。
10月5日(水)には、そのタワークレーンを使い、歌舞伎座の地上で初めての鉄骨建方が行われました。あいにくの曇天でしたが、建物共用部となる場所の鉄骨が無事に設置。敷地の中ではほんの一区画ですが、間近で見上げるとその大きさに驚かされます。(赤い枠の範囲)
上の左の写真はそれから約10日後、右の写真は10月末の現場写真。驚くほどの速さで鉄骨建方が進んでいる様子がおわかりいただけると思います。鉄骨が上階に上がり建築物が高くなるにつれて、クレーン本体も上って行きます。東銀座に歌舞伎座の外観が徐々に現れ、比例するように竣工への期待感も膨らみます。今後は日を追うごとに歌舞伎座周辺の街並も様変わりしていくことでしょう。