建替え現場から

「点検!確認!危険予知!」~歌舞伎座計画建設所長にお話をうかがいました

約3年にわたる建替え工事。最盛期には1日2,000名もの作業員が働く現場で陣頭指揮をとっている清水建設株式会社の水田所長にお話をうかがいました。


「点検!確認!危険予知!」~歌舞伎座計画建設所長にお話をうかがいました
年頭の朝礼のようす (2012年1月4日撮影)

水田所長の現場経験は37年。
「現場の責任者として重要視しているのは、何より"安全"です。」
これを徹底させるためのキーワードは「念仏」と「完結」。
前者は、現場のスローガン『点検!確認!危険予知!』を念仏のように毎日意識して復唱、また「完結」は、徹底して100%安全なものを造るということ。
この「念仏」と「完結」を一人一人が常に心がけることで、自然と安全作業につながるといいます。

「竣工まで無事故で、建物を引き渡す」ことが最大の使命。
「それが施主様の幸せ、そして現場の作業員・家族の幸せである・・・」とも。
毎日、朝礼の後、1時間以上かけて現場全体を見廻り、作業員に声を掛けながら安全確認を行なう水田所長。
何より現場に情熱を注いでいるようすが伝わってきます。

この現場で特に感じる印象は、「かつて経験したことがないほどの関係者の思い入れ」、「月1回の施主視察にも大勢が参加し、説明も熱心に聞いてくれる。」
その気持ちが各作業員に伝わり、「必ず新しい劇場にも活かされる」と感じているそうです。


「点検!確認!危険予知!」~歌舞伎座計画建設所長にお話をうかがいました
定期的に行われる現場視察

特に、2011年は想定外の大災害が発生。
「3月11日の東日本大震災発生時も当然作業中でしたが、皆、落ち着いて、作業を安全に終わらせた。」
「職人魂、プロ根性というか、現場の心意気が感じられて嬉しかったですね。建物への被害はなかったのですが、東北で準備していた資材が津波で流されたり、ガソリン不足で運搬車が走れなかったり、様々な障害はありました。そのような予期せぬ事態に遭遇しても、プロジェクトをいかに完遂していくか、我々のマネジメント力が大いに試された一年でした。同じ目標に向かって現場が一枚岩になっていることを実感した年でもありました。」

現場では、常に厳しい姿勢の水田所長ですが、仕事納めの餅つき大会では、終始にこやかに、先頭に立って盛り上げていました。
活気のある掛け声が飛び交い、水田所長のもと、素晴らしいチームワークで今後の工事の安全を祈る催しが行なわれていました。


「点検!確認!危険予知!」~歌舞伎座計画建設所長にお話をうかがいました
仕事納めの餅つき大会 (2011年12月28日撮影)


2012年2月2日

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