新しい歌舞伎座について

歌舞伎座建替え計画について

重要無形文化財に指定され、また、ユネスコにも世界無形遺産として登録されている歌舞伎。その歌舞伎の殿堂として、121年の伝統と歴史を育んできた歌舞伎座は、新築工事のため、2010年4月30日の閉場式をもちまして、休館させていただきました。新しい歌舞伎座は2013年春の完成を予定しております。

ご挨拶

株式会社歌舞伎座 代表取締役社長
大谷信義

株式会社歌舞伎座 代表取締役社長 大谷信義

 日頃より歌舞伎座、ならびに歌舞伎をはじめとする松竹の演劇に対して、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 歌舞伎座は120年以上にわたり、歌舞伎の殿堂として、皆さまにご愛顧いただいてまいりました。その間に、3回姿を変え、現在の建物は、大正14年に竣工した建物を、昭和26年に改修、再建した建物です。これまで、建物の老朽化に対し、現在の建物を残せるよう、保存や補修工事といった検討を重ね、専門の方々に最新の技術をもって調査をしていただきました。しかし、築後84年・改修後58年という歳月を経ていること、戦争で焼け残った骨組みを使っていることなどから、現在の大きな問題点を払拭する方策は、全面的な建替えしかないとの結論に達しました。

 愛着ある現在の建物がなくなるのは、非常に寂しいことですが、50年先、100年先まで歌舞伎を続けるためには、今、建替える事が最善であると判断いたしました。今回の建替えにより、未来永劫、歌舞伎が歌舞伎座で上演できますよう、ご理解、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

建替え計画

◆外観イメージ図

外観イメージ図

◆劇場部分概要

客席数 現存(第四期)と同程度を想定
【参考:現存は1,859席 一幕見席除く】
席種 桟敷席、1階席、2階席、3階席、一幕見席
舞台寸法 現存(第四期)と同程度を想定
【参考:現存は間口27.5×奥行20.6×高さ6.3m】

※計画概要全体につきましては、プレスリリース にてご確認ください。

◆コンセプト

〈その1〉劇場・歌舞伎座を中心とした複合文化拠点の形成
内部図

世界で唯一の歌舞伎専用劇場である「歌舞伎座」。新しい建物では、劇場の再生と機能の向上を目指します。また、劇場以外では、歌舞伎を中心とした和の文化を世界に向けて発信するスペースを整備します。

  • 各フロア、各施設のバリアフリー化
  • 客席寸法の改善
  • トイレの増設
  • 歌舞伎文化を啓発するギャラリー施設の設置
  • 伝統文化の交流拠点「(仮称)国際文化交流センター」の整備
  • 学びの場「(仮称)歌舞伎アカデミー」の整備
〈その2〉都市基盤の整備
劇場・歌舞伎座

新しい建物は、地下鉄東銀座駅と直結。より便利な空間を整備します。

  • 地下と地上を結ぶ、バリアフリー導線の整備
  • 情報発信拠点の形成
  • 災害時一時避難スペースの整備
  • 防災備蓄倉庫の整備
  • 大型地下駐車場の整備
〈その3〉みどり豊かな都市空間の創出
正面図

地上部、屋上部の緑化整備を進めるとともに、道路の環境整備を行い、周辺街路の活性化を狙います。

  • 緑と触れ合う「屋上庭園」の整備
  • 晴海通り・木挽町通り等の緑化整備
〈その4〉環境負荷低減への取り組み

環境に配慮した最先端ビルとして、省エネ化を図ります。

  • 熱を通さないLOW-Eガラスの採用
  • 空調設備等のCO2の排出量削減
  • 太陽光発電、自然換気等の利用

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