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「第十六回 江戸落語を食べる会」(出演 柳家喜多八)が開催されました

10月29日(水)、歌舞伎座お食事処「花篭」で「第十六回 江戸落語を食べる会」が開催されました。
今回の噺家は、「清く、けだるく、美しく」がモットーの柳家喜多八師匠。気取らない芸風の師匠も「歌舞伎座だとちょっと気取りますね。ふだんのようにできりゃいいのですが・・・」と噺が始まりました。

演題は「盃の殿様」と「うどん屋」の二席。「“食べ物”の噺は、食事の前がいい。ずるい手ですよ(笑)」と師匠。
終演後には、「この会は、回を重ねてきたからこその良さを感じますね。」とご満悦の師匠でした。

噺の後は楽しみなお食事。合間には、江戸時代、醤油の普及以前に広まった調味料の一つ「煎り酒(いりざけ)」の作り方を、歌舞伎座厨房東海林料理長が披露。お刺身の鯛と烏賊は「煎り酒」をつけてあっさりとした味わいに。


写真左:当日の御料理。左上から時計周り、「煮物」「口取」「刺身」「松茸御飯」
写真右:「煎り酒(いりざけ)」の作り方を披露する東海林料理長

「“煎り酒”はもっとしょっぱいものかと思った。松茸御飯も美味しい!」と喜多八師匠。江戸の食文化が献立に加わるのも歌舞伎座厨房ならではの魅力です。


左:お土産の「夢恋うさぎ」(お饅頭)
中央:噺家の表情や動きを間近で味わえるのも魅力/右:会場入口には直筆の色紙も飾られました

「江戸落語を食べる会」の次回開催は11月28日(金)。
出演は柳家権太楼で、演題は『芝浜』、料理のテーマは「芝魚料理」。
詳しくはこちらをご覧下さい。

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