新しい歌舞伎座の4階・5階に、「屋上庭園」「五右衛門階段」「四階回廊～想い出の歌舞伎座～」がオープンしました。

「黙阿弥の石燈籠と蹲踞」（写真左）と「先人の碑」

「屋上庭園」は歌舞伎座の大屋根に位置し、「先人の碑」や「黙阿弥の石燈籠と蹲踞（つくばい）」などが設らえられた、温かな日差しの注ぐ憩いのスペースです。屋上と4階の回廊へは「五右衛門階段」をご利用頂けます。朱色の階段から間近に見える歌舞伎座の大屋根は、南禅寺山門での石川五右衛門の有名なセリフ「絶景かな、絶景かな」を思い起こしてくれることでしょう。また、ここからは1枚だけ“反転した鳳凰”の瓦も見ることができ、それを探すのも楽しみの一つとなっています。

「五右衛門階段」（写真左）と反転した「鳳凰の瓦」

「四階回廊」には第一期から第四期までの歌舞伎座の建物模型などが展示され、歌舞伎座の懐かしい歴史を思い返す回廊となっています。

「四階回廊～想い出の歌舞伎座～」

入場時間は10時30分から19時まで。入場は無料。歌舞伎座の新しい観光スポットにぜひ足をお運び下さい。

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4月2日には屋上庭園で「先人の碑」の修祓式が行なわれました。「先人の碑」は、明治22年（1889）11月21日にこの地で開場した歌舞伎座で、今まで興行に係ってこられた先人たちの偉大な功績を永遠に讃えるために、新に建立された記念碑です。