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第6回「大江戸味ごよみ~うな丼の誕生」が開催されました


飯野先生が“うな丼の元祖”と考える「ふきや町がし うなぎめし」の店の錦絵も紹介

11月10日(土)、ちくま大学とのコラボ企画「大江戸味ごよみ-江戸の食文化にひたる-」の第6回「うな丼の誕生-どんぶりものの江戸時代」が開催されました。

講師は、お馴染みの飯野亮一先生。
会場は食の専門家や料理人、さらには大江戸味ごよみ常連のお客様などで雰囲気も和気藹々!

まずは、うな丼と歌舞伎の深い関係について。
「江戸時代、中村座の金主大久保今助が、鰻が冷めないように、丼にご飯と鰻を混ぜ、蓋をして運ばせたのがきっかけ」。
なるほど、歌舞伎座の食堂の「うなぎ」は古くからの人気メニュー。

江戸で「どんぶり」といえば、「うな丼」と言うほど!
鰻の味を損なわないように、古い箸は使わず割箸を添える。みりんを加えた甘口のタレで、染みたご飯が一層美味しくなるようになど、重ねられた工夫も紹介。

初代吉右衛門が、漆の匂いのする「うな重」よりも「うな丼」を好んだエピソードも披露!
「うな丼」に続いて誕生した、「天丼」「親子丼」「牛丼」「かつ丼」まで、人気の丼物にまつわる食文化についても、語っていただきました。
お土産は「卓上日めくりカレンダー 大江戸味ごよみ」。お客様も大満足でした♪


挿絵入りで充実した飯野先生の資料はいつも好評!(左)/江戸の町の広さが分かる「旧江戸朱引内図」も展示

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