「第6回歌舞伎座花篭落語会 ~落語と邦楽を楽しむ会~」が開催されました
10月29日(月)歌舞伎座の花篭ホールにて、「第6回歌舞伎座花篭落語会 ~落語と邦楽を楽しむ会~」が開催されました。開場直後から多くのお客様にお越しいただき、急遽冷房を入れる程の熱気に包まれました。
ゲストは、歌舞伎囃子望月流より望月太左衛師匠、落語界からは、林家たけ平師匠!
会場の熱気に推されながら、お二人仲良く高座に上がると、まさかの漫談!会場はいきなり大爆笑となりました!
そんな雰囲気の中、たけ平師匠が高座に残り、落語「替わり目」。師匠の「酔っ払い」は、周りに迷惑を掛けているけど何故か憎めない、憎まれない、むしろ世話を妬いてもらえる…。
そんな主人と奥さんのやりとりが、女性のお客様を掴み、男性のお客様はちょっとだけ苦笑い!2つの笑顔が咲いた高座でした。
次に、太左衛師匠。演奏が始まると思いきや、絶妙なトークが炸裂!盛り上がっていた会場が更にヒートアップ!「邦楽」と聞いて構えていたお客様を巻き込みました。
曲目は「勧進帳」。殆どの方が演奏中に目を閉じ、場面を思い出したのではなかったでしょうか。歌舞伎の舞台であればこの後に弁慶の「六方」となるのですが、演奏はここで終了。
会場は大きな拍手に包まれました。
ゲストが勢揃いしたトークショーでは、お客様と「雛祭り」を大合唱!
「なんでこの時期に?」理由は五人囃子を再現する事にありました。演者の方々が、笛、太鼓、鼓を持ち、並び方まで忠実に再現!
太左衛師匠からは、「五人囃子に有りそうで無いのが三味線。五人囃子のルーツが“能”にあり、雛人形も平安時代からとされているので、当時はまだ三味線が伝わっていなかったから。」とのこと。
最後は「越後獅子」の演奏にて終演。お開きまで盛り上がり続けた「楽しむ会」でした。