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【江戸落語レポート】7月は2つの落語会を開催しました

「江戸落語を食べる会」と「なつやすみファミリーらくご」。
7月30、31の両日にわたり、2つの落語会を開催しました。
30日の「第44回 江戸落語を食べる会」は、最多7回目!の出演となる桂文治師匠。

お噺の最初は、『火焔太鼓(かえんだいこ)』。
お人好しで気の小さな道具屋が、たまたま仕入れた「太鼓」。
お侍からの高値の申し出に、白目をむいて興奮する道具屋の様子に、場内は大爆笑!

二席目は『ラーメン屋』。
屋台のラーメン屋夫婦と、身寄りのない無銭飲食の男。
一席目とは打って変わった、ホロリとさせる人情味溢れる噺で、鳴りやまない拍手が場内を包みました。

先代譲りの『火焔太鼓』。
師匠は、「無駄な言葉を挟めば、上手く聞こえるが、笑いが少なくなってしまう」と、難しさを語っていました。


左:お土産の「俳風お好焼」/中央:開口一番は瀧川 あまぐ鯉さん/右:師匠直筆の色紙

噺の後は“お楽しみ”のお食事。
西日本豪雨の被災地復興を願って、広島・岡山地方の郷土料理をご用意しました。
岡山「飯借(ままかり)」、広島の「牡蠣時雨煮」「広島和牛」などを、“九味皿”で、華やかな御膳に!


前回に続きサプライズのプレゼントも!賞品のスパークリングワインも好評でした!


◇◆◇

続いて31日に開催された「なつやすみファミリーらくご」。
すっかりお馴染みの「ファミリー落語」ですが、噺家は初登場の入船亭小辰(いりふねてい こたつ)さんです。

「言葉で遊ぶのが落語。一 オチ、二 語り、三 仕草」と、小辰さん。
「読み方1つで、2つの意味がある言葉は?」の問いに、参加のお子さん達から「くも」「はし」「かみ」と元気な回答!

“言葉遊び”から会はスタートし、“一番太鼓”も実演。
「木魚」「水音」「幽霊が登場する音」など、プロの打ち分けを解説しました。

その後で、小噺『狸の札』。
人間に助けられた子狸の恩返し。「化けてくれ」と頼まれた子狸と人間のやり取りに、皆さん大ウケでした。

最後に、希望者が高座で、一芸に挑戦!
今年も、「蕎麦を食べたり、御飯を食べたり」高座で噺家気分を体験し、大いに楽しまれていました。

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