第三回「大江戸味ごよみ~豊島屋の白酒」が開催されました
白酒をはじめ、豊島屋の4酒を呑みくらべてみました!
「豊島屋の白酒」が開催されました。
講師は、400年以上の歴史を持つ酒舗「豊島屋」第16代社長の吉村俊之さん。
「歌舞伎の『助六由縁江戸桜』にも、助六の兄、白酒売新兵衛が登場します。それほど白酒は、江戸の庶民に馴染みがありました。」
毎年、新酒の初売りでは、「1日に1,400樽(1升瓶で約56,000本!)売上げたという記録も。並ぶ人混みで気分の悪くなる客のため医者を待機させていたほど。」と吉村さん。
「白酒は、本みりんをベースに、もち米、米麹を仕込んだお米のリキュール。」ひな祭りの白酒は本来これで、「水をベースにつくった甘酒とは、全く違う」と、解説が続きました。
豊島屋は、居酒屋のルーツとも言われ、「当時、酒は1合8文(160~200円)、肴に豆腐の“豊島屋の大田楽”が1串2文(40~50円)」で販売し、多くのお客様に支持されていました。
4種類のお酒を解説!(左) お土産はもちろん「白酒」(右)
豊島屋は造り酒屋も兼ね、今回は、白酒の他、微発泡の純米うすにごり生酒「綾」、東京サミット晩餐会の乾杯酒「吟の舞」、ミラノ万博で好評を得た「十右衛門(じゅうえもん)」など、豊島屋自慢の日本酒4種をご用意。
“大田楽”も再現され、お土産は、もちろん「白酒」!
お客様も大満足でした。
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「卓上日めくりカレンダー 大江戸味ごよみ」(筑摩書房発行)に関連した企画、「第4回目」は、5月を予定!次回は、お馴染みの飯野亮一先生を講師に迎え、テーマは江戸っ子を熱狂させた「初鰹」!
詳細は決まり次第、ホームページでお伝えします。