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「もっと知りたい!興福寺」が開催されました

2月12日(月・祝)、「花篭で学ぶ、歌舞伎座アートセミナー」が開催されました。
第3回のテーマは、「興福寺中金堂再建記念特別講演もっと知りたい!興福寺」。
法相宗大本山 興福寺、東京美術とのコラボイベントです。

講師は、昨年秋の東京国立博物館「運慶展」、2009年東京国立博物館「国宝 阿修羅展」に携わった興福寺の辻明俊執事。
中金堂(ちゅうこんどう)が300年ぶりに本格再建され、今秋10月20日からは一般公開される事もあり、セミナーは満員御礼!

当日は、東京美術『もっと知りたい 興福寺の仏たち』をテキストに、寺院の歴史を紹介。
「“薪能”の発祥は、興福寺だった」と辻執事。「“薪御能(たきぎごのう)”と呼び、永らく神聖な儀式として行われてきた」など、神事と芸能の深い関わりも披露されました。

ついで、興福寺の見所の一つ、“阿修羅像”について。
前述の「2009年「阿修羅展」は、当時世界で一番入った展覧会」とのこと!人気の程がうかがえます。
「今回襲名された八代目染五郎さんも大好きで、わざわざ足を運んで見学されました。」
興福寺でも、「もちろんスーパースター!」と、辻執事。

ところが、「阿修羅は、西金堂(さいごんどう)で、釈迦如来の周囲に安置されていた“八部衆”の一つ。火災を免れたのは、比較的端のほうに配置され避難させやすかったからでは・・・」と、辻執事の自説も紹介。

X線画像で、内部の木造の様子が紹介され「“阿修羅は腰を持て”と伝えられてきた理由は、腰の部分にしっかりとした木が入っていたから」など、驚きのエピソードも!


テキストの「もっと知りたい 興福寺の仏たち」(左)/お土産の「におい袋」や「絵はがき」など(中)
季節の和菓子も好評でした!(右)


最後にはサプライズとして、中金堂の余材に、白檀・龍脳など天然香料を配合した「におい袋」のお土産も!お客様も大満足のイベントとなりました♪

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