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「~新藤茂の浮世絵随談~ 歌舞伎と季節の祭」が開催されました


貴重な錦絵を間近でみていただきました

6月10日(土)歌舞伎座3階 お食事処「花篭」にて、「~新藤茂の浮世絵随談~歌舞伎と季節の祭」が開催されました!

講師は長年、歌舞伎座のカレンダー「歌舞伎絵暦」の企画や解説を担当している新藤茂氏。
浮世絵ファン待望のイベント第3弾です。
今回は、「三社祭」や「節句」など、庶民の“祭り”が描かれた浮世絵を紹介。
プロジェクターを用い、浮世絵の細部に施された「布目摺(ぬのめずり)」「毛彫(けぼり)」といった、当時の摺師や彫師たちの高度な技法などについて、説明されました。

“端午の節句”が描かれた絵を例に、「江戸時代の鯉のぼりは黒一色。明治以降に青や赤が使われるようになった」と、“染料”や“顔料”に詳しい、新藤先生ならではの説明。

後半では、自ら実物の浮世絵を手に一人一人の席を回られ、絵の立体感や、角度によって変化する色合いなどを、目の前で解説。
「浮世絵は手に持ってじっくり見るのが、本来の楽しみ方」と先生。
貴重な作品を間近で見ることで、 浮世絵の奥深さを改めて実感できたイベントになりました。


次回の開催は8月5日(土)。
“江戸から明治の花火”が題材。大きな歴史の変化が浮世絵に与えた影響や、“夏の風物”と浮世絵との関係などを紹介する予定です。

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