2月28日(火)、歌舞伎座3階 お食事処「花篭」にて、“浪曲”と“芝居弁当”を楽しむイベントが開催されました。出演は玉川奈々福さん。新作浪曲や、浪曲会のプロデュースなども手掛ける、話題の女性浪曲師です。

最初は、『団十郎と馬の足』。
主人公は、明治の名優・九代目市川團十郎の馬の足を演じる役者。舞台に駆け付けた、ご近所連中の掛け声で、ハプニングが･･･
歌舞伎座らしい演目に、お客様からは拍手喝采！

2席目も、芸道物の『浪花節更紗』。
浪花節が大好きな浪太郎。ひょんな事から“万年前座”を務める師匠に入門するも、励んで大看板に！
奈々福さんの人情味溢れる語りに、会場からは「日本一！」の声援も。

三波春夫、二葉百合子さんらと舞台を共にした曲師・沢村豊子さんとの息もピッタリ！
心に響く、躍動感あふれる浪曲会となりました。
会を終え、「浪花節とも縁の深い歌舞伎座。いつか舞台に呼ばれるようになりたい」と、奈々福さんは振り返りました。

お楽しみのお食事には、菓子・弁当・寿司の“かべす”をご用意！
「手作りの味を存分に楽しんでいただければ」と栗林副料理長。
きなこ、胡麻、桜葉の「桜餅串打ち」に「筍ごはん」など、季節感たっぷりの献立にお客様もご満足でした。

左：曲師 沢村豊子／中央：金魚のテーブル掛け／右：再現された江戸時代の幕の内弁当も展示！