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第二回「浮世絵に隠されたヒ・ミ・ツを探る」を開催しました!

12月11日(日)、歌舞伎座3階「花篭」にて、
「花篭で学ぶ江戸の文化」~第二回「浮世絵に隠されたヒ・ミ・ツを探る」が開催されました。

講師は、第1回に続き、さいたま市大宮盆栽美術館の学芸員・田口文哉氏。
今回は、「菊屋」(写真 最上部)という植木屋を描いた浮世絵が題材。

「浮世絵を読み解くポイントは“構図”と“色彩”」と田口氏。
浮世絵に描かれた、次の点に注目しました。

店先で周囲の女性の視線を集める一人の男性(写真最上部 赤矢印)。
他の男性は皆、赤ら顔なのに、この男性は色白・・・
更に描かれているお店が、菊屋という植木屋・・・

これらのヒントから、描かれた時代も考慮すると
「一見すると風俗画。でも、実は、当時、“植木好き”として有名だった三代目尾上菊五郎に見立てた絵」と解説が続きました。

絵解きの後には、樹齢100年を超える黒松の盆栽(写真 右)も披露され、盆栽の鑑賞方法も解説!
盆栽のもつ迫力を生で感じていただきました!

大好評だった「浮世絵に隠されたヒ・ミ・ツを探る」。
次回は趣向をかえ、盆栽についての知識を深めていただく講義を予定しています。
日時など決定次第、ホームページでお知らせいたします。こうご期待!


クリスマスツリーをイメージした生菓子(左)と、
アンケートを提出していただいた方に配られた「さいたま市大宮盆栽美術館」のハンカチ(右)

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