第一回《歌舞伎座×ちくま大学》「シェイクスピアと蜷川幸雄」を開催しました!
11月26日(土)、歌舞伎座3階「花篭」にて、
《歌舞伎座×ちくま大学》「シェイクスピアと蜷川幸雄」が開催されました。
講師は、20年にわたり蜷川演出を支え続けた翻訳家の松岡和子氏。
「以前は、劇評家だったという松岡氏。自分が書いた劇評がきっかけで蜷川氏と知り合った」と蜷川氏との出会いのエピソードから、講演はスタートしました。
1995年の『ハムレット』や、市川猿之助主演の『じゃじゃ馬馴らし』(出演時は 市川亀治郎)の映像を交えながら、世界で初めてシェイクスピアの作品を、「聴く作品」から「観る作品」へ変えたのが蜷川さんだった、と蜷川作品の解説が続きました。
幕開きの際、舞台上に“楽屋”を創るという蜷川演出。あえて楽屋裏の様子から見せるのは、「9頭身の外国人の真似を、日本人が演じるのは、恥ずかしい。楽屋の様子から全て見せてしまえば、少しは恥ずかしくない」などのエピソードも披露。
また、“シェイクスピアへの思い”や、心に残ったダメだしなど、臨場感あふれる蜷川氏の“生の声”も上演され、お客様も大満足!
旬の果実、リンゴを使ったタルトもご用意(左) サインに応じる松岡先生(右)
次回は“『テンペスト』に込める蜷川氏の思い”がテーマ!
シェイクスピア没後400年の本年を締めくくるに相応しいイベントです。
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