「歌舞伎座花篭で学ぶ 江戸食文化紀行」が開催されました
6月18日・25日、ちくま大学とのコラボ企画「歌舞伎座花篭で学ぶ 江戸食文化紀行」の第1回「そばがき」、第2回「そば前」が開催されました。
食文化研究者・飯野亮一先生の「すし 天ぷら 蕎麦 うなぎ 江戸四大名物食の誕生」の出版を記念した今回の講演。
第1回の「そばがき」では、江戸で蕎麦文化が発展した歴史的背景を中心に「“ニ八そば”の由来、○○庵という名前が多い理由」などが取り上げられました。
第2回「そば前」では、江戸で華開いた蕎麦文化が町人だけでなく、上流階級にも広がっていった流れや、「醤油や薬味が蕎麦に与えた影響」、「蕎麦屋から酒の肴を楽しむ場へ」などを中心に話していただきました。
第1回(左)は蕎麦の花に見立てた和菓子付 第2回(右)は蕎麦を様々な薬味で楽しみました
“そばがき”作りや(第1回/下写真・左)、蕎麦の薬味であった味噌を使った、味噌玉作り(第2回/下写真・右)など、「聞いて、食べる」体験型イベントとして皆様に楽しんでいただきました。
飯野先生からは、「食事や、体験していただくイベントはとても珍しい。やりがいがあります。」次回の“鰻”では、「“江戸前”鰻から“うな丼”が誕生する背景やエピソードなどを講演する予定」と語ってくださいました。
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次回のテーマは“鰻”。開催は8月27日(土)14時から。お申し込みなど詳細はこちらをご覧ください。