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【落語会リポート】8月「特別企画・円朝祭」のようす

8月4日(火)、歌舞伎座場内3階「お食事処 花篭」で「第二十一回 江戸落語を食べる会」が開催されました。
今回は“特別企画・円朝祭”と題し、柳家喬太郎師匠による『真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)-宗悦殺し-』をお楽しみいただきました。

一つ目は創作落語『夫婦に乾杯』。ある社内の商品ネーミング会議で夫婦関係が話題に・・・軽妙な語り口で場内は大爆笑。二つ目はお待ちかね『真景累ヶ淵』。旗本深見新左衛門が金貸しの鍼医皆川宗悦を切り殺したことから起こる物語の発端を、照明を落とした場内で聴いていただきました。

「怖い噺の後には、踊りや大喜利をつけて、お客様を陽気にして帰すということが良くありますが、私は意地が悪くて・・・、怖い気持ちのままで帰っていただく方がいいんじゃないかと思うんです。こういう噺家もいていいと思うのですが・・・(笑)」


上段左から時計回り:揚物、口取り、煮物、造里、焼物、海苔ご飯。
肉料理や鮭の塩焼きが師匠のお好み!

噺の後の御料理は師匠からのリクエストに応じた「師匠好み」。
「お肉、塩鮭、海苔弁当が好きで、ごく庶民的なものばかりリクエストしらた・・・こんな綺麗なお弁当になってびっくりしちゃいました(笑)。好きな物が食べられてありがたい。美味しかったです。」

「この会場はいつもやりやすいんです。落語に対して良い意味でおおらか。今、耳に入ってくる噺が面白ければ素直に笑って楽しんでくれるお客様ばかり。こちらも嬉しいです。」


左:お土産も師匠の好きなウルトラマンの「ナボナ」
中央:開口一番は入船亭ゆう京さん/右:師匠直筆の色紙

「江戸落語を食べる会」の次回開催は平成27年11月29日(日)。
出演は柳家さん喬で、演題は『中村仲蔵(なかむら なかぞう)』、料理は「会席料理」。
詳しくはこちらをご覧下さい。

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