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10月・11月「江戸落語を食べる会」ご案内と、「圓朝祭」のようす

歌舞伎座3階お食事処「花篭」で開催される「江戸落語を食べる会」。
10月29日(水)に第十六回、11月28日(金)に第十七回が開催されます。

第十六回は、初登場の柳家喜多八師匠。演題は『盃の殿様』料理のテーマは「会席料理」。
第十七回は、新しい歌舞伎座での幕開け開催以来、2度目の柳家権太楼師匠。演題は『芝浜』料理のテーマは「芝魚料理」と、どちらも楽しみな企画です。

【夏の「圓朝祭」では・・・】
8月1日(金)~3日(日)「特別企画・圓朝祭」が行われ、3日間共に大入り満員!とても賑やかだった圓朝祭のようすです。


1日目は初出演の桃月庵白酒師匠による、圓朝の代表作『死神』。
「歌舞伎座は華やかでいい。よく幕見席で観てます。」と白酒師匠。「『死神』はこのような催しがないと、踏ん切りがつかない。」「圓朝師匠に思い入れの強いお客様も多いので、(この私で)怒っている方いらっしゃいませんでした?(笑)」。



2日目は古今亭文菊師匠で『片棒』に『心眼』。高座に近寄って撮影しようとするカメラマンもネタに・・・。その時に撮影した写真がこちら(笑)。
「落語は周りの環境に左右されやすい。歌舞伎座はその世界に入りやすいので最高!」。『心眼』は目の不自由な按摩が、気だてのよい女房と薬師様にお参り。満願かなって目が見えるようになるのですが、予期せぬことが巻き起こり、困り果てた最後は・・・。」場内爆笑でした。


3日目は柳家さん喬師匠による『牡丹燈籠』。会場も照明を落として雰囲気を演出。
「1時間半のつもりでしたが、2時間15分も・・・。最後まで(無事に)やれて良かった(笑)。」「噺もあっちへ飛んだり、こっちに来たり。その都度、頭の中を切替えていただいて・・・でも、最後にあれだけの拍手をいただきましたから。」と、さん喬師匠。
「歌舞伎座でこういう会をやることには大きな意義があります。噺家は役者を見ろ、役者は噺家を見ろ。相まって観て聴いて・・・、それが江戸落語を食べる会の魅力。」


食事も特別で、出演するお師匠さんの好みに合わせた食材入り!
白酒師匠のリクエストは「お肉」、煎鶏や鴨だんご汁もご用意。文菊師匠は「天ぷら・豚肉(豚汁)」。さん喬師匠は「蓮根」に加え、『牡丹燈籠』に因み“ぼたん汁(猪汁)”もお付けしました。


1日目のお食事。「口代わり」「お造り」「煮物」
「焼物(煎鳥・合鴨)」。汁は「鴨だんご汁」
※料理の順は左上から時計周り


写真左:2日目のお食事。「天麩羅」「お造り」「煮物」「焼物」。お椀は「豚汁」
写真右:3日目のお食事。「煮こごり(かれい)」「集めなます」「煮物」「焼飯」。お椀は「ぼたん汁」


「江戸落語を食べる会」年内の開催は、あと2回!
「第十六回 江戸落語を食べる会」(出演 柳家喜多八)開催のお知らせ
「第十七回 江戸落語を食べる会」(出演 柳家権太楼)開催のお知らせ
良い席はお早めに!詳しくは各ページをご覧下さい。

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