歌舞伎座外観の凹版画(おうはんが)を国立印刷局から寄贈!
国立印刷局が制作した「凹版画」
国立印刷局は、紙幣(日本銀行券)・切手・印紙・旅券・官報などの印刷が主な業務となります。
この凹版画は、お札に用いているのと同じ技法で、国立印刷局の工芸官が技術練磨を目的に様々な題材をモチーフとしますが、今回、初めて民間企業の建物として歌舞伎座が題材にされました。
凹版画は、特殊な形状の彫刻刀で、硬い銅版に刻む線画方式によって作成。1mm幅に10本以上の線を彫刻する繊細で高度な技術が要求され、特にモチーフの輪郭線や明暗は、すべて点と線の組み合わせで表現するため、立体的に表現させるには、匠の技が求められます。
刷り上がった凹版画は、手で触れるとザラザラとした感触があるのが特徴です。
歌舞伎座の特徴である白壁と影のコントラストが絶妙で、見入ってしまいます!
凹版画の制作の様子