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段通の裏側から手織りの作業をします。 左の写真の裏側。実はこれが表。
もっと近寄ってみましょう。 ロビーもひときわ明るくなりました。
 昨年12月千穐楽の翌日から大晦日の間に、正面入口の段通(だんつう)を敷き替えました。
 従来と同じ絵柄ですが、ふかふかとした歩き心地が最高です。
 
 ところで「段通」という言葉の由来をご存知ですか?
ペルシャ、トルコ、パキスタンと並び有名な産地である中国では、高級な手織りの敷物のことをタンツウ(tan-tu,毯子)と言い、これが日本語の「段通」の語源と考えられています。
 
 日本では、江戸時代に鍋島(佐賀県)段通に始まり、赤穂(兵庫県)段通、堺(大阪府)段通とその生産地も拡がっていきました。
 
 今回は、大阪府堺市にある美術織物メーカーに製作を依頼しました。
写真はその工場に伺って製作過程の一部を撮影したものです。機械による大量生産ではなく、手間のかかる手作業によって作られていることがわかります。
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