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よ~く御覧下さい。これは一体何でしょう?身長は約5mm。ルーペを通して見ないと分からない位の大きさです。正解は『恵比寿様』と『大黒様』なのです。
ここは、歌舞伎座西側の売店フロアーの一角。毎月御来場頂いている御客様は御存知かと思いますが、『持っているだけで幸運になれる』人気の『小槌』を御紹介致しましょう。
 
『恵比寿様』と『大黒様』は七福神の代表格として知られているのはもちろんの事、家屋の『梁(はり)』の部分に取り付け、家内安全、商売繁盛を祈願したり、様々な所で見かけますが、歌舞伎座ではその姿を小さくして小槌の中に入れ、皆様に幸運をもたらしています。
小さくても、その堂々たる姿はなんの変わりもありませんし、その他8種類の縁起物『破魔矢』『瓢箪』『サイコロ』『小判』『カエル』『南天』『タヌキ』『達磨』も手助けして、より優れた『歌舞伎座の小槌』に仕上がっています。正に『一寸法師の御守り』と言ったところでしょうか?
ただ、1つ残念な事があるのです。そもそも大黒様と言えば小槌を持っているはず。小さくてもパワーがある、ありがたい小槌ですから、きっと大黒様も自分でこれを持ちたいところでしょうが、自分自身が中に入ってしまいました。代わりに御客様に持って頂ければ、きっと喜んでもらえる事でしょう!
それに皆さん・・・歌舞伎座だけに縁起(演技)がいいでしょう。
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