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第2回「居酒屋の誕生」が開催されました!


当時の居酒屋の定番メニューを熱燗と共に♪

10月30日(月)、歌舞伎座3階お食事処「花篭」にて、「ちくま大学」とのコラボ企画、「歌舞伎座花篭で学ぶ江戸食文化紀行」が開催されました。
前回大好評の企画、第2回目のテーマは「江戸っ子が呑んだ酒と肴」。
※「ちくま大学」・・・筑摩書房が各分野の第一人者を招き主催している社会人向け講座

講師はお馴染みの飯野先生。大人気の企画とあって、今回も満員御礼!

江戸で呑まれていた酒の多くは“下り酒”。
“樽廻船”で上方から運ばれる事約2週間。お酒が「樽の中で波にゆられ、また塩風にもまれる事で、香りが増し、味もまろやかに」と、江戸の酒の旨さのヒミツを紹介。「その旨さは上方へも伝わり、再度、お酒をそのまま送り返す事も!」樽が富士山を眺めた事から「“富士見酒”として重宝された」。

後半では、江戸の居酒屋で出されていた肴について。
「田楽、芋の煮ころがし、マグロの刺身、湯豆腐」といった定番の他、「河豚や鮟鱇(あんこう)の吸物」が安く提供されていた。
「吸物は酒の肴、汁物は飯のおかず」だったと紹介。


講演後には、当時江戸で親しまれていた+17の“超辛口”の日本酒を御燗で♪
「豆腐の葛煮」「マグロ刺身」「ふぐの煮付け」「芋のにころがし」など、当時の居酒屋メニューをご用意。木枯らし1号が吹く夜に、ついついお酒もすすみます!

「講演だけでなく、実際に当時の酒や肴を堪能できる事が醍醐味」と飯野先生。「和やかな雰囲気で“居酒屋”という身近なテーマに親しんでもらえて楽しかった」と振り返りました。

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