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「第36回 江戸落語を食べる会」(春風亭一朝)が開催されました

10月29日(日)、歌舞伎座3階 お食事処「花篭」にて、「第36回 江戸落語を食べる会」を開催しました。2度目の出演となる一朝師匠。今回は、特別企画として講座と落語の二部構成!

本日は“一朝懸命”頑張りますと、師匠の第一声から会はスタート。

第一部は 『歌舞伎と落語の楽しい関係』について師匠が解説。
共通の演目も多い、江戸庶民の娯楽の代表“芝居”と“落語”。二つ目時代、歌舞伎座のお囃子(はやし)連中で、「笛」を担当していた師匠ならではの講座です。

「歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』「五段目」を題材にした落語「中村仲蔵」、同じく『天竺徳兵衛』を素人が演じ騒動が巻き起こる「蛙茶碗」など、噺の“聴きどころ”を、高座さながらの語り口を交えて再現。“江戸っ子の芝居噺”をたっぷりと楽しんでいただきました。

続いては、お楽しみの昼食。
第二部の『忠臣蔵』から、赤穂浪士が討ち入り後、飲んだと伝わる「甘酒」。そして、休憩で立ち寄った「ちくま味噌」を使った「蒟蒻の田楽」をご用意♪
外付けには、秋らしく「栗ご飯」を用意した特製の御膳にお客様もご満悦。

食事の後は、お待ちかねの落語『淀五郎』。
座頭の市川團蔵が、淀五郎を忠臣蔵の塩谷判官役に抜擢。内蔵助役の團蔵から、「あんな腹の切り方があるかい」と酷評され、「いっそ本当に腹を切ってみたら」と厳しい言葉をかけられ・・・。
「鼻をへし折られた淀五郎に、親身になった仲蔵がとてもいい味」と、師匠。「芝居好きの方も多かったので、やりがいを感じた」と、会を振り返りました。


左:お土産の「切腹最中」/中央:開口一番は春風亭一花さん/右:師匠直筆の色紙

次回は、11月28日(火)の開催。
出演は、柳家さん喬師匠。紫綬褒章を受章記念!噺家生活50年を祝う“独演会”を、お食事処「花篭」でお楽しみください。
詳しくはこちらをご覧ください。

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